決断の本質 プロセス志向の意思決定マネジメント
『決断の本質』は、組織のリーダーがどのように意思決定を行うべきかを、決定の中身ではなく決め方、つまりプロセスの側から論じた一冊です。英治出版の「ウォートン経営戦略シリーズ」として二〇〇六年七月に刊行され、著者はマイケル・A・ロベルトです。原書の題は「Why Great Leaders Don't Take Yes for an Answer」で、形だけの同意に頼らず、異論や対立をどう扱うかという問いが副題の「プロセス志向の意思決定マネジメント」に重なります。
経営層や管理職として重い判断を任されている人、会議や合議の進め方に手応えのなさを感じている人に向く内容です。意思決定を個人の勘や資質の問題として片づけるのではなく、議論の設計やメンバーの関わり方という組織の仕組みとして捉え直したい読者にとって、考える手がかりになりそうです。
はてなブックマークでは、二〇二六年十月二十一日にAmazonの商品ページが登録され、ブックマーク数は一件です。刊行からおよそ二十年を経た本が、あらためて拾い上げられた形といえます。意思決定という主題は関心が向きやすい領域です。