ひと目でわかる「アジア解放」時代の日本精神
『ひと目でわかる「アジア解放」時代の日本精神』は、ジャーナリストの水間政憲氏による著作で、PHP研究所から2013年8月に刊行されました。151ページとコンパクトな一冊で、昭和前期の日本とアジア諸地域との関わりを、「アジア解放」という視点から捉え直そうとする内容と位置づけられます。
想定される読者は、近現代史、とくに戦前・戦中期の日本とアジアの関係に関心を持つ方でしょう。「ひと目でわかる」という書名が示すように、短いページ数で見通しよくまとめる構成がうかがえ、この時期の歴史をめぐる議論に触れてみたい方の入口になり得ます。一方で、この時代の評価は論者によって大きく分かれるため、他の立場から書かれた概説や研究書と読み比べ、記述の根拠を自分で確かめながら読む姿勢が欠かせません。
はてなブックマークでは、本書そのものを扱った記事ではなく、日中戦争期の政治家・汪兆銘を解説するWikipedia項目が2008年12月に24ブックマークを集め、そこで紹介された5冊のうちの一冊として名前が挙がっています。関連文献として参照される位置にある本だと言えます。