行政が提供する「家庭」: 施設と里親をめぐる日本の政策の展開
本書は、親と暮らせない子どもをどこで育てるのかという問いをめぐり、施設養護と里親養育を軸に、日本の政策がどのように形づくられてきたのかをたどる一冊です。件名には「社会的養護」の明治以後の歴史が挙げられており、制度の移り変わりを歴史的な視点から整理する内容とみられます。版元は東京大学出版会、本文は284ページです。
児童福祉や社会福祉を学ぶ方、施設や里親支援の現場に関わる方、自治体で子ども施策に携わる方に向く内容です。近年は家庭的な養育環境を重視する方向での制度の見直しが議論されており、その背景にある経緯を押さえたい読者にとっても手がかりになりそうです。学術系の出版社から刊行されているため、一般向けの入門書よりも踏み込んだ記述が想定されます。
はてなブックマークでは2026年9月21日に登録が確認できるものの、件数は1件にとどまっています。発売からおよそ10か月を経ての登録です。広く拡散しているというより、関心のある層に静かに届いている段階と言えそうです。