中国ナショナリズム : 民族と愛国の近現代史
『中国ナショナリズム 民族と愛国の近現代史』は、2017年6月に中央公論新社から中公新書の一冊(通巻2437)として刊行された、小野寺史郎さんの著作です。本文は262ページ。ジャンルは社会・政治に分類されており、中国の近現代史をたどりながら、「民族」や「愛国」という言葉がどのように用いられ、その意味を変えてきたのかを追う構成になっています。
報道で目にする中国の愛国的な動きや歴史認識をめぐる論争について、その来歴を歴史の文脈から押さえ直したい方に向く一冊と言えます。新書という分量なので、中国近現代史をこれから学ぶ方の入り口としても手に取りやすく、ナショナリズムという概念に関心がある方にとっても、一国の事例を通して考える手がかりになりそうです。
はてなブックマークでは、近代中国の政治家である汪兆銘を扱うWikipedia項目が24ユーザーを集めており、そこで挙げられた5冊の中に本書が含まれています。人物や時代の背景を知るための参照資料の一つとして並んでいる形で、関連分野を調べる読者の目に触れてきたことがうかがえます。