Refactoring : improving the design of existing code
本書は、外部から見た振る舞いを保ったままコードの内部構造を整えていく「リファクタリング」を体系的に扱った一冊です。著者はマーティン・ファウラーで、ケント・ベックも名を連ねています。改善の手がかりとなるコードの問題の兆候を示し、個々の手順に名前を与えてカタログのように並べる構成で知られ、小さな手順を積み重ねて設計を変えていく考え方が土台にあります。
既存のコードを読み解きながら手を入れる機会の多い開発者や、設計の良し悪しを言葉にしてチームで共有したい人に向く内容です。原書は英語ですが日本語訳も刊行されており、サンプルコードに使われる言語は版によって異なります。改訂された版もあるため、読む前にどの版かを確かめておくとよいでしょう。
2026年10月8日に公開されたフューチャー技術ブログの記事「『ソフトウェアエンジニアリングの基礎』から見る読書マップ」で、43冊のうちの一冊として取り上げられました。同記事は167ユーザーのブックマークを集めており、本書単体の話題というより、ソフトウェア開発を学ぶ道筋を示す読書案内の一部として位置づけられた形での紹介です。